材木のカルシゥム代謝に関する研究 III : ポプラさし木苗におけるカルシゥムの形態別の日変化について
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概要
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本報告は、ポプラさし木苗を供試材料に用い、^45Caをトレーサーとしてカルシゥムの形態別の日常化について調べたものである。結果の概要を示すと下記のごとくになる。1.葉部においては夜間にCaが増大するが樹皮部では減少の傾向にある。葉柄部では昼夜別に規則的な日変化は認められなかった。2.Fraction別では葉部においてF-Iが夜間に減少し、F-IIが増大の傾向にあった。F-III、F-IVは本実験から規則的な日変化は認められなかった。樹皮部では、F-I、F-IIともに夜間に増大し、FIIは減少の傾向にあることが認められた。葉柄部ではFraction別の日変化は認められなかった。3.木質部では日変化はほとんど観察されなかった。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1965-02-25
著者
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