林木の生長に関する理論的考察(IV) : log-MITSCHERLICH式と単木の生長およびワイブル分布の一般化と相対生長
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概要
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本報は, 既報で提案log-MITSCHERLICH式と一般化されたワイブル分布をもとに, 単木の生長と相対生長について論じたものである。はじめに, log-MITSCHERLICH式を単木の生長モデルとして用いることにより, ベキ変換型の単木生長式を導き, log-MITSCHERLICH式型生長とワイブル分布型生長の間には密接な関連のあることを明らかにする。ついで, ワイブル分布を線型の連立微分方程式の形に一般化し, 二つの変量間の関係を表わす分布型相対生長式を誘導し, その例として二つの樹高曲線式をとりあげた。考察の項では, BAILEY, 山倉, 菊沢, 上野らの研究と, 本報の単木生長モデルおよび分布モデルとの関係を比較検討した。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1984-05-25
著者
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