採種園内の黄金スギの自然自殖率と種子の形質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The relationship between the natural selfing rates and the several characteristics of seed were studied in six wogon-sugi trees in a seed orchard. The range of natural selfing rates was 3.2 to 52.1% with 19.4% as the mean value. The average values for the upper, middle, and lower parts of the crowns were 12.1,21.7,and 24.7%, respectively, for the natural selfing rates, and 17.3,14.9,and 8.4%, respectively, for the germination rates. The mean number of seed germinating per cone for these parts of the crowns was 12.3,9.7,and 5.9%, respectively. From these results, when the natural selfing rate of a wogon-sugi crown as a whole was controlled at 12.1% and the germination rate was 17.3%, it was estimated that the increasable number of germinative seed is 15.5,106.1,and 11.5% for the middle, lower, and entire tree crown, respectively, compared with the actual rates.
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1984-12-25
著者
-
田島 正啓
林木育種センター九州育種場
-
栗延 晋
関東林木育種場
-
田島 正啓
関西林木育種場
-
藤本 吉幸
九州林木育種場
-
栗延 晋
材木育種センター九州育種場
-
西村 慶二
九州林木育種場
-
西村 慶二
材木育種センター九州育種場
関連論文
- 岡山県周辺におけるスダジイとコジイの地理的分布
- 次代検定林間で共通に植栽されていない家系データから精英樹を評価する方法の比較
- 次代検定林間で共通して植栽されていない家系データを含めた地域区分の試み
- カラマツ精英樹の次代検定林の5生長期樹高による育種区の再区分についての解析例
- カラマツ精英樹の5年生次代検定林から推定される樹高の育種効果
- スギカミキリに対するスギの抵抗性検定方法(I) : 傷害樹脂道の形成パターンによる判別法
- クモトオシとサンブスギにおけるスギカミキリの被害様相の違い
- スギ材油のテルペノイド成分 (第5報) アヤスギの成分
- スギ材油のテルペノイド成分(第4報)ヤブクグリの成分
- スギ材油のテルペノイド成分(第3報)ヤクスギの成分
- スギ材油のテルペノイド成分(第2報) 生育地の異なる同一クローンの成分
- 中国産柳杉針葉による複合型ジテルペン炭化水素の遺伝
- 能登のアテの化学分類学
- 亜熱帯産マツ類のマツノザイセンチュウに対する罹病性
- スギ心材含水率のクローンと林分による変異
- ガンマ線(^Co)照射処理によるアカマツ, クロマツ花粉の発芽試験について
- スギ精英樹F_2の苗高に認められた兄妹交配による近交弱勢
- マツノザイセンチュウ抵抗性の異なるクロマツとアカマツ家系のマツノザイセンチュウ侵入に対する組織学的反応
- スギ林分内個体の競争と生長の年次経過
- スギ苗木の高さと根元直径についての遺伝子分散と優性分散の分割
- ヒノキの遺伝力
- スギの採穂台木に対する処理が発根率に及ぼす影響の一例
- 101. サンブスギを台木としたスギつぎきにおける2,3の問題点について(第75回日本林学会大会講演要旨)
- スギ精英樹クローンの切枝脱水率
- 404. スギ精英樹の採穂台その仕立方に関する研究 3 : 剪定後3年目の不定枝発生状況について(第76回日本林学会大会講演要旨)
- 102. スギ精英樹の採穂台木の仕立方に関する研究(II) : 剪定後2年目の不定芽発生状況について(第75回日本林学会大会講演要旨)
- 709. スギ精英樹採穂台木の仕立方について(第1法) : 台木の枝の長さと不定芽の発生量(第74回日本林学会大会講演要旨)
- ○ヴァージニアマツさしきの発根
- 120. アカマツの高とりき(第2報)(第67回日本林学大会プログラム)
- ○Slash pineの空中とり木
- 九州地域におけるスギ精英樹クローンの生育状況からみた育種区区分
- 採種園内の黄金スギの自然自殖率と種子の形質
- マツノザイセンチュウ抵抗性マツの次代検定林における7年次の成長と生存率
- クロマツのマツノザイセンチュウ抵抗性に関する遺伝的改良度 : 苗畑における人工接種による事前淘汰の有効性(Journal of Forest Research)
- 九州育種基本区における第二期交雑育種事業化プロジェクトの実施経過 (第二期交雑育種事業化プロジェクト実施報告)
- 北関東地域のスギさし木検定データを事例とするBLP法の材木次代検定への適用について
- 半兄弟家系を用いて遺伝率を効率的に推定するための調査設計
- 九州地方のヒノキ精英樹選抜育種事業の経済性に関する分析
- ヒノキ針葉および花粉のアスパラギン酸アミノ転移酵素アイソザイムの遺伝