吸水計内の溶液の水ポテンシャルとクロマツのメバエによる吸水および蒸散
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概要
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ポリエチレングリコールによって吸水計内の溶液の水ポテンシャルを変え(0〜-10bar)クロマツのメバエによる水の吸収, 蒸散について調べた。溶液の水ポテンシャルの低下とともに吸水量および蒸散量は減少した。クロマツのメバエによる吸水量は-10bar区では0bar区の13%に低下した。蒸散量は-10bar区においては0bar区の38%に低下した。吸水計内の溶液の水ポテンシャルと吸水の経時変化はおおむねMITSCHERLICH曲線に従うものとみられ, 最大吸水量および吸水係数は吸水計内の溶液の水ポテンシャルと密接な関係にあることが認められた。最大吸水量は吸水計内の溶液の水ポテンシャルが-2barにおいて92.2μl/本, -10barにおいて10.8μl/本と推定される。
- 1979-03-25
著者
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