スギ人工林の生長におよぼす保育の影響(III) : 現実密度林分の現存幹材積の推定
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概要
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吉良ら(1)の平均個体に対する密度効果から導かれる収量一定の傾向が, 「樹高階ごとにある個体の大きさで十分な密度を持つ林分(前提条件), 幹の閉鎖した林分」について検討し, スギ林分で普通に扱われている林分密度の範囲でも存在することを明らかにし, 密度と現存幹材積の関係で樹高階ごとのFull Stock Curveを作った(3)。前提条件を満たす林分の現存幹材積はFull Stock Curveを用いて, 平均樹高と林分密度とから推定できるが, われわれが扱う多くの林分は間伐を受けて密度の影響が弱められた, 相対密度の小さい林分であるので, 平均樹高と林分密度の2因子以外に, 個体の大きさ(平均胸高直径)を考慮する必要があり, この考えで現存幹材積が推定できる図H^^--D^^--ρ-V diagramを作り検討をした。このH^^--D^^--ρ-V diagramを用いると, 間伐直後の未閉鎖の林分から強く閉鎖した林分までの現存幹材積, さらに間伐木材積などが推定できた。
- 1975-03-25
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