抵抗線歪計による幹の半径変動の測定
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概要
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長さの微量な変化を測るために最低抵抗線歪計が広く利用されている。筆者はこれを生長計として利用してよい結果を得たのでここに報告する。この実験に関する予報的な報告は, さきに口頭で発表したが, ここに述べるのはその後の実験結果である。この実験を行なうに当つて嶺一三教授から種々御指導を受けた。また実験には井上竜司氏, 馬場信行氏ほか2,3の学生の助力を得た。ここに感謝の意を表します。抵抗線歪形(S.G.と略す)は長さの微量な変化を細い抵抗線の伸縮に変え, 電気抵抗の変化を増幅して測定するものである。装置はブリッヂ回路を持つた受感部と, 電源部, 増幅部, 弁別回路からなる本体との2部になつている。受感部には抵抗線を直接測定対象にはり付ける接着型と変化を内部に組んだ抵抗線ブリッヂで感ずる非接着型と2種あるが, 後者の方が積度がよく取り扱いも容易なのでこれを用いた。この実験に用いたのは東洋測器の製品で, 受感部はT-7,本体はUS-7Cである。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1959-09-25
著者
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