成長予測に関する諸問題
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概要
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種々なる成長予測法の得失について論じたが, 間接予測法としては正常収穫表の必要性は論をまたないが, 経営案調査の資料によつて現実林の成長量を推定出来る平均収穫表の作成もまた必要且つ便利であろう。直接予測法は種々の方法について, 単木抽出, 面積抽出についての有効且つ客観的な予測方法の考究が必要であろう。胸高直径及び樹高は直接測定出来るが, 材積は従属的に推定出来るのみであつて, 林木の集合体である林分材積成長量推定には種々の困難性が予想される。即ち多くの仮定を必要とするであろう。間接, 直接何れにしても固定標準地による現実の成長量把握との対照研究は必要なものと思われる。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1955-10-25
著者
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