理論的幹曲線(II)
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概要
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樹木の幹直径yおよび樹高xの生長が, 樹齢tの函数として, それぞれy=g(t)およびx=f(t)で表されるものとすれば, これら二式からtを消去して任意の樹高と幹直径の関係を表す式, すなわち幹曲線式y=g(x)を得ることができる。前報(長嶋ら1980)では, 直径, 樹高双方の生長にMITSCHERLICH式を仮定した幹曲線式を導き, それが現実の幹形によく適合することを示した。本報では生長曲線としてMITSCHERLICH式のほか, logistic, およびGOMPERTZ式を想定し, 樹高と直径に対するこれら三式の組合せとして総計9種の理論的幹曲線を誘導し, 各曲線の得失を数理, 形態的観点から検討した。
- 日本森林学会の論文
- 1988-05-01
著者
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