スギ林の年輪生長(III) : スギ林の年輪生長過程における相関の推移
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概要
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スギ林の伐採跡の根株から円盤を採取して年輪幅を測定し, その林分の生長の推移を知って年変動する環境との関係を研究するため, 植付初年度から伐採年度に至る間の年度間の相関を求めた。その結果, 幼年時代における個体間の年輪生長の優劣は徐々に変化し数年をもって全く初年度とは無関係となるが, 前年との間は常に相関を保ちながら推移している。中には例外的な林分も存在しているが, これは林相が破壊される程の変化を受けない限り有り得ないことと思われる。
- 日本森林学会の論文
- 1971-08-25
著者
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