アカエゾマツ精英樹クローンの材質変異
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概要
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アカエゾマツ精英樹クローンを供試して, 基本的な木材の性質とその産地間変異を調査した。容積密度数, 年輪幅, 動的ヤング係数および各節枝形質にクローン変異が認められた。動的ヤング係数については, 容積密度数と節枝数の組合せによる影響をうけると考えられた。産地別の特徴をみると, 容積密度数は, 北部地域が東部地域よりも有意に低い値を示した。比動的ヤング係数は, 動的ヤング係数の高い弟子屈と節枝数の少ない中頓別が高く, 節枝数の多い本別が低い傾向があった。このことから, 有節材であるアカエゾマツ丸太の比動的ヤング係数は, 産地により変動すると考えられた。
- 日本森林学会の論文
- 1999-11-16
著者
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