森林レクリエーション行動下における景観体験の生起パターン(<特集>「森林レクリエーション研究の展開」)
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概要
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日林誌85:63〜69,2003 林内での散策を対象として,良好と感じられる景観体験がどのような時間的分布で生起するのかを探ることを目的とした写真投影法による調査を行った。京都大学芦生演習林内の由良川本流に沿った2本のトレイルを対象地とし,一般来訪者に対してレンズ付きフィルムを配布して,散策の往路で良いと感じた風景を撮影し,その撮影時刻を記録するよう指示した。そして撮影の時間的分布状況を解析することで,良好な景観体験の時間的生起バターンを把握するものとした。結果からは,被験者の撮影行動の時間的分布パターンは,約半数がランダム分布であり,半数弱が集中分布であることが明らかとなった。撮影行動は集中と弛緩を繰り返しながら,全体としではほぼ一定のペース,ないしはペースを減衰しながら行われていた。これらの結果を受けて考察では,レクリエーション利用者の景観評価の仕組みとして,周囲の環境との相互作用によって変動する景観意識レベルと実際の評価を行う段階とからなる概念モデルを提示した。そしてレクリエーション林の景観計画への応用として,継時的に生起する景観体験の観点から計画・管理を検討することの重要性を指摘した。
- 2003-02-16
論文 | ランダム
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