大学図書館とエレクトロニック・ドキュメント・デリバリー (特集:エレクトロニック・ドキュメント・デリバリー)
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概要
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学術情報は急激に増大している。しかし大学図書館などの財政がそれに合わせて拡大するわけではないから,外部情報を入手するサービスの必要性が高まっている。他方,技術革新により情報システムは大きく進展しつつあり,最近雑誌目次情報データベース(TOC)や画像伝送システムの充実により,エレクトロニック・ドキュメント・デリバリーの展望も開けてきた。そこでILLを含むドキュメント・デリバリー・サービスの実態(用語の吟味や調査結果による把握,TOCの動向,及び大学図書館でのILL実績)を確認し,大学図書館における今後のエレクトロニック・ドキュメント・デリバリー・システムについて考えた。新たな情報ネットワーク環境において展開されるドキュメント・テリバリー・システムは,大学図書館にとって,情報の収集並びに提供の両面で不可欠な役割を果たすものとなるだろう。また,今や多様化する情報を迅速,簡便,かつ統合的に提供できるサービスが求められている。
- 1994-07-01
論文 | ランダム
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