オルターナティヴとしてのイスラム(<特集>イスラームと宗教研究)
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概要
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現代世界の支配的文明である西洋文明に対する異議申し立てがさまざまな形で為されているが、中でももっとも目立つのはイスラム世界からのそれであろう。イスラム過激派、イスラム原理主義というタームで呼ばれるその異議申し立ては、しかしイスラム世界を代表するものではない。むしろ、その背後にあるサイレント・マジョリティであるムスリムの間で、より意味深い異議申し立てと、代替文明への模索が行われているのではないだろうか。本稿は代替文明としてのイスラムがどのようなものとして構想されているのかを、インドネシアの現代イスラム系知識人を代表する思想家であるヌルホリシュ・マジッドの思想を通して知ろうという試みである。彼の著作『宗教的社会』を取り上げる。そこでは、たとえば、宗教による圧制という過去の反省から西洋が作り出した政教分離の政治システムを、今度はその欠陥と行き過ぎの反省を踏まえてイスラム的なデモクラシーとして再生させようという構想が語られている。
- 2004-09-30
論文 | ランダム
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