ガラス粉塵吸入による気管支異物の 1 例

元データ 1999-11-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

症例は58歳の男性で, 主訴は呼吸困難と咳。職場でガラス粉塵の曝露がある。胸部単純X線像上異常所見はなかったが, 胸部CTにて右S^6に浸潤影を認めた。気管支内視鏡所見では軽度の炎症所見を認め, 右B^6の気管支生検にてガラス粉塵の異物を認めた。1年後の再検査にても気管支組織内にガラスの異物が残存していた。気道異物は誤嚥によって発症することがほとんどであるが, 本症例のように粉末状であれば吸入によっても発症しうる。異物としてガラスは稀であり, 組織学的に異物を証明しえた点で興味ある症例であると考えられた。

著者

福岡 正博 近畿大学医学部第4内科
筑後 孝章 近畿大学医学部病理学教室
田中 明 国立姫路病院 内科
田中 明 岸和田徳洲会病院呼吸器内科
筑後 孝章 岸和田徳洲会病院臨床検査科
福岡 正博 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門:近畿大学堺病院:大鵬薬品工業株式会社徳島研究センター:国立がんセンター中央病院
筑後 孝章 岸和田徳洲会病院 外科
筑後 孝章 岸和田徳洲会病院臨床検査科病理
田中 明 岸和田徳洲会病院内科

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