気管支鏡で診断し得たサイトメガロウイルス肺炎の 1 例

元データ 1996-03-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

症例は20歳, 男性。平成6年7月再生不良性貧血の診断で骨髄移植を受け, 約1ヵ月後突然の呼吸困難と, 胸部X線上両側下肺野に軽度のびまん性スリガラス状陰影が出現。移植後GVHDによる間質性肺炎の診断で, プレドニゾロン100mg投与によるパルス療法を施行され, 一時呼吸困難の軽減を認めた。10日後再び呼吸困難と40℃の発熱を認め, 同時に胸部X線上両側下肺野を中心にびまん性粒状影が出現した。免疫不全によるサイトメガロウイルス(CMV)肺炎, カリニ肺炎を疑い9月13日気管支鏡によるTBLB及びBALを施行した。生検で得た肺組織の抗CMV抗体による免疫染色にて, 核の大きな細胞の核に一致した陽性所見と, BALFでのPCR(polymerase chain reaction)法においての陽性所見, また末梢血におけるC7ハープ(サイトメガロウイルス初期抗原)の検出にてCMV肺炎と診断した。

著者

東田 有智 近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
長坂 行雄 近畿大学医学部堺病院呼吸器科
岩永 賢司 近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
野上 壽二 近畿大学医学部第4内科
中島 重徳 近畿大学医学部第四内科
中島 重徳 近畿大学医学部ライフサイエンスセンター
石川 博之 近畿大学医学部第3内科
植島 久雄 近畿大学医学部腫瘍内科
植島 久雄 りんくう総合医療センター市立泉佐野病院呼吸器科
石川 博之 近畿大学 第3内科
東田 有智 近畿大学医学部付属病院呼吸器・アレルギー内科
野上 壽二 近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
東田 有智 近畿大学医学部
岩永 賢司 近畿大学医学部

関連論文

▼もっと見る