気管支鏡的に経過を観察しえた舌癌気管支内転移の 1 症例

元データ 1990-09-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

舌癌の気管支内転移の1症例を経験した。患者は52歳, 男性。舌癌の術後6か月で右中下葉の無気肺を起こした。気管支鏡検査では, 右中間幹に易出血性で表面がやや不整な赤色調の腫瘤を認め, 左上幹にも結節性病変を認めた。気管支鏡下の腫瘍生検により原発巣と類似の組織所見が確認された。化学療法により気管支内腔の腫瘍は縮小した。退院7か月後, 右上葉の無気肺の所見が認められた。気管支鏡検査では右上幹入口部にポリープ状に突出する赤色調の腫瘤が見られ, 放射線療法により縮小した。その後, 舌癌の全身転移のため死亡した。頭頸部腫瘍の気管支内転移は極めてまれであり, 本症例ではその出現, 治療経過, 再発に至る経時的変化を気管支鏡的に観察することができた。

著者

杉山 幸比古 自治医科大学呼吸器内科
北村 諭 自治医科大学呼吸器内科
菅間 康夫 自治医科大学呼吸器内科
岩永 知秋 自治医科大学呼吸器内科
渋谷 泰寛 自治医科大学臨床検査医学
渋谷 泰寛 自治医科大学呼吸器内科
菅間 康夫 自治医科大学 呼吸器内科
北村 諭 自治医科大学
杉山 幸比古 自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門
杉山 幸比古 自治医科大学

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