社会問題の解釈的分析学(「構築主義の挑戦-日米誌上シンポジウム」)
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概要
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日本人の構築主義者による二つの研究を出発点として, この論文はどのように「コンテクスト」の特徴を社会問題の社会的構築の議論へ取り入れるかという問題を提起する.経験的に実行可能で理論的に一貫性したアプローチを求めて, われわれは, フーコーによるdiscourse-in-practiceの分析とエスノメソドロジーによるdiscursive practiceへの関心から導き出される, 社会問題の解釈的分析学を提起する.この分析学は, 分析的かっこ入れ-解釈実践の「何」と「どのように」の両者をめざす方法論的かつ分析的な手続き-という方法によってこれらの並存するアプローチを往復する手段を提供する.これは, discouse-in-practiceとdiscursive practiceのリフレクシヴな相互作用を強調することによって盲目的な選択的相対主義とコンテクストの物象化を未然に防止する.
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