インタプリタ方式による命令エミュレーション処理性能(ARC-5: 性能予測, 2005年並列/分散/協調処理に関する『武雄』サマー・ワークショップ(SWoPP武雄2005)-研究会・連続同時開催-)
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概要
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コンピュータ製品開発において, 市販の高性能マイクロプロセッサを用いてバイナリ互換を実現するアーキテクチャエミュレーション手法は, 開発効率面で有効である.特に動作原理が単純かつホストアーキテクチャ依存度が低いC言語実装によるインタプリタ方式は, 開発費, 品質, 保守性の点で実際的である.本稿では, 将来の製品性能の予測を行なうため, インタプリタの性能(CPI)を分析している.複数種のインタプリタを複数種のホスト上に構築して, 命令頻度とともに実行時間を計測した結果, コアループが44〜70%占めていることが判った.また, 上位約20命令の処理時間と頻度から見積もったCPU時間は実測値とほぼ同等であり, 見積りの正確性を示している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-08-03
著者
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