DBMS動作特性の測定・解析手法
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概要
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本稿では,オープンシステムの性能評価手法として,シングル・プロファイル法を提案し,その有効性を検証する.シングル・プロファイルとは,無競合状態における各計算機資源の正確な使用時間であり,実システム動作状況の測定・解析により得る.提案手法は,このシングル・プロファイルを待ち行列網モデルに入力して性能予測を行なう方法である.提案手法の有効性検証は,DBMSシステムを対象に行なった.すなわち,unixサーバ上でトランザクション処理を実行させたときの性能実測値と,提案手法による性能予測値を比較し,予測精度を調べた.この結果,シングル・プロファイルを採取したのと同じ構成のシステムはもとより,ディスク構成の異なるシステムの性能についても,充分な精度で予測できたことから,本手法は,オープンシステムの性能評価に有用であるとの結論を得た.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-27
著者
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