オブジェクト指向プログラムの高速化を支援するプロファイラ
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概要
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オブジェクト指向プログラムの実行時に,各メソッドが同じ値の引致で何回呼び出されたかを調べるプロファイラを作成した.このプロファイラの情報を利用することでメモ化や部分計算のようなプログラム変換を適用する対象の決定が容易になる.変更可能な状態を持つオブジェクトの同値性を正確に判定するために,プロファイラは各メソッドが参照するフイールドが変化した時刻を記録し,その値によって同値性を判定する.実際に64,602行からなるプログラムを人手によるメモ化で高速化した際の経験を基にプロファイル情報の有用性を見積もったところ,検討すべきメソッドの数が20%以上減るという予測を得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-01-15
著者
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