コンセンサスにもとづくグループ意思決定支援方式
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概要
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近年の日本のめざましい経済発展に伴い日本の組織におけるグノレープ意思決定方式が諸外国から注目されている.日本の組織では根回し・稟議による集団のコンセンサスにもとづく意思決定が一般的に行われているが,正式な決定がなされるまでに非常に時間がかかっている.根回し・稟議による意思決定はその非定型的,非構造的な性格から情報処理システムによる支援が困難な分野と考えられてきたが,本論文では根回し・稟議を通してのコンセンサスにもとづくグループ意思決定において,立案者の代替案選択と反対者の説得を支援することを目指す方式を提案する.まず,コンセンサスにもとづくグループ意思決定のプロセスを分析し,代替案の選択モデルを示す.次に,組織の階層や意思決定者たちの特性を考感した代替案選択のための戦略を5種類提案する.さらに,選択した代替案に反対している者の反対理由などがわかり,説得のためのヒントを得る方式を示し,最後に本方式の適用例と応用例を示す.本方式により,従来と比較して,迅速でより合理的なグループ意思決定を支援できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-06-15
著者
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