プロセス・ネットワークによる分散型オペレーティング・システムの設計

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概要

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分散透明な計算機の利用環境を実現する分散型オペレーティング・システムの研究開発が盛んである.著者らはこれまでに,オペレーティング・システムをプロセスの集合によって実現するプロセス・ネットワーク方式を提案したプロセス・ネットワーク方式は,分散型オペレーティング・システムの設計方法としても良く適合することが期待できるそこで,通信ハードウェアによって結合された2台のパーソナル・コンピュータ上に,プロセス・ネットワーク方式による分散型オペレーティング・システムを試作した.資源管理方式やシステム.コールの仕様はUNIX system IIIと同じにした.本論文では,試作システムの設計,実現の方法,特に,分散型オペレーティング・システムヘの移行に伴って新たに必要になった技術,すなわち,分散透明なプロセス間通信方式を含むシステムの記述方式,およびプロセッサ間通信機構を組み込んだ分散OS核について述べる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-04-15

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