情報処理技術者からみたLSI設計技術
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概要
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本講演では, LSI設計自動化技術(Computer Aided Design, CAD)におけるいくつかの主要な問題を情報処理技術者(Computer Scientist)にも分かるように解説する.LSI設計問題は, 基本的に物理的な知識を要する問題ではあるが, いったん定式化してしまえば, 「論理関数処理」, 「グラフ理論の応用」, 「オートマトン理論」などの範囲で完全に扱える.多くの場合, 基本的に組合せ最適化問題として定式化されるため, LSI設計は定式化された組合せ最適化問題に対して, どの程度最適性のある解を実用時間で見つけられるかが中心課題となる.ここでは, LSI CADに関する最先端トピックスを含む問題の具体例についていくつか解説する.なお, LSI CADに関しては, ほとんどの研究開発は米国で行われており, CADの研究者・技術者の多くはComputer Science Departmentの出身である.彼らは, NP complete, NP hardと分類される大規模な問題に対し, 実用時間内でより高品質な解が求まるアルゴリズムを競って研究開発している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-15
著者
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