フェノール関連生理因子とジャガイモ疫病抵抗性品種間差との間の相関 I. ほ場における観察
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概要
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従来ジャガイモの疫病抵抗性品種間差とパーオキシダーゼ活性との間に密接な相関があることが一般に認められ,抵抗性品種の選抜にパーオキシダーゼ活性の差を利用できるとされた。しかし生育後期程パーオキシダーゼ活性が高まるにもかかわらず罹病度が大きい事実,下葉の方がパーオキシダーゼ活性が高いにもかかわらず罹病度が大きい事実は以上の見解にむじゆんする。本研究の結果によれば各品種はおのおのその熟期の早晩にしたがってパーオキシダーゼ活性の成熟に伴う消長曲線を異にし,その曲線は晩生品種程後期まで上昇を続ける,ゆえにパーオキシダーゼの生育各時期の測定値の総平均は熟期に比例する。すでに熟期と抵抗性が相関することは良く知られているからパーオキシダーゼ活性は直接熟期と相関しその結果2次的に抵抗性と相関すると結論される。そう結論することによって上述のむじゆんは解決される。また実際に接種試験あるいは,ほ場観察の結果による抵抗性品種間差との相関は成熟後期に始めて顕著になる。
- 1964-01-31
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