ジャガイモバイラスの分類に關する研究 : II. 紅丸ジャガイモの漣葉性モザイク病パイラスに就いて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The nature of the virus inducing crinkle mosaic in the potato variety Benimaru is reported in this paper. Moilling of the upper six to seven leaves is distinct throughout the entire growth stages of the plant, although it may be masked in the hot season. It is followed by waviness of margins of leaflets. No streak was observed during the course of the experiment. Transmission experiments have proved that the causal virus is a complex of X-virus which is transmitted only by sap inoculation, and Y-virus which is transmitted by means of aphids as well as mutilation method. Oh inoculating with X+Y viruses or with Y-virus to apparently healthy plants of Benimaru potato, symptoms similar to the original crinkle mosaic were produced. The apparently healthy plants of Benimaru variety were demonstrated to be infected by a mild strain of X-virus. As a result of artificial inoculations, Turkish tobacco, Nicotiana longiflora CAV, N. glutinosa L., tomato, and Solanum nigrum L. were found to be infected by both X- and Y-virus. Datura stramonium L., pepper (Capsicum annum L.) and eggplant were susceptible to X-virus, but not to Y-virus. Inoculations with juice from the affected tubers shortly after harvest, or stored tubers immediately before planting, succeeded in producing infection of tobacco plants by Y-virus, though the percentage of successful inoculation was lower than that by X-virus. The X-virus used in this experiment is tolerant to heating at 70〜75℃ for 10 minutes, to a dilution of 1 : 100,000 and to aging in vitro for 72 days. It passed through the ZEITZ filter L_3 (Shofu). Y-virus is tolerant to heating at 55〜60℃ for 10 minutes, to a dilution of 1 : 500〜1,000, and to aging for 1〜2 days. It did not pass through ZEITZ filter L_3 (Shofu).
- 日本植物病理学会の論文
- 1951-04-20
著者
関連論文
- キュウリ・モザイク・ウイルスによるアジサイのモザイク病
- (106) 数種ウイルスに対するゴマの反応について (ウイルス病(昭和39年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (111) カブモザイクウイルスに対するダイコン罹病性の品種間差異 (ウイルス病(昭和38年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- アスターの黄色輪紋症状株からのタバコ・ラットル・ウイルスの分離と Trichodorus minor Coldran による伝搬
- (126) Tobacco rattle virus の Trichodorus minor による伝搬 (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (162) アスター黄色輪紋病株からの Tobacco rattle virus の分離とその病畑土壌からのTrichodorus minorの検出 (ウイルス病(昭和43年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (6) 沖縄におけるサツマイモてんぐす病の感染容疑植物について (昭和35年度地域部会講演要旨(冬季関東部会)
- バイラスによるニンジン黄化病に関する研究
- (9) ニンジンバイラス病に関する研究 (昭和29年度夏季関東部会)
- オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum (Westwood))により tobacco leaf curl virus が伝搬されないこと
- (11) オンシツコナジラミにより Tobacco leaf curl virus が伝搬されないこと (昭和50年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- (137) ピーマンのモザイク株から分離された4種のウイルスについて (昭和45年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (37) 数種殺菌剤の抗ウイルス作用 (昭和53年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- (39) Chrysanthemum virus B感染キクの熱処理とそのさし芽法 (昭和53年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- 植物ウイルス病の熱治療法とその応用
- (201) 数種抗ウイルス性物質の探索 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (176) ウイルスフリー株作成にあたってのウイルス検定技術の検討 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (219) シソから分離された病原ウイルスについて (昭和51年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (7) イネ黄化萎縮病株で見出された小球形ウイルス (昭和50年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- スイセンから分離されたウイルス 第5報 : Arabis mosaic virus について
- (146) 種子および土壌に起因するトマト苗のTMV感染状況 (昭和49年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- キュウリ緑斑モザイクウイルス系統間の寄生性と血清学的関係およびわが国へ侵入した経路についての一考察
- スイセンから分離されたウイルス : 第4報 Tomato black ring virus について
- (137) 温室メロンにおけるCGMMV-W系の発生について
- (123) スイセンから分離されたarabis mosaic virus の Xiphinema bakeri による伝搬
- (18) 宮城県亘理地方におけるイチゴ根部のtobacco necrosis virusによる感染 (夏季関東部会講演要旨)
- クワ輪紋ウイルスの Longidorus martini Merny による伝搬
- (151) スイセンから分離されたウイルス 第7報 : Narcissus yellow stripe virusおよび8種ウイルスの分布概況 (昭和47年度 日本植物病理学会大会)
- (149) セイロンのトウガラシに発生するウイルス病について 第3報 :タバコ, トマトのリーフカール病とトウガラシのリーフカール病との関係 (昭和47年度 日本植物病理学会大会)
- スイセンから分離されたウイルス : 第3報 Cucumber mosaic virus,tobacco rattle virus, broad bean wilt virus について
- (25) メロンえそ斑点ウイルス病の土壌伝染について (夏季関東部会講演要旨)
- (1) ネギの萎縮病について (昭和33年度夏季関東部会)
- スイカにかけるキュウリ・緑斑モザイク・ウイルス : スイカ系の発生および果実における肉質劣変との関係
- (27) 千葉, 茨城のスイカに発生したキュウリ緑斑モザイク・ウイルス (昭和43年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- カボチャ・モザイク・ウイルスによるキュウリおよびスイカのウイルス病
- 日本におけるカボチャ・モザイク病に関する研究 : II. バイラスの物理的性質, 同定及びトウガ, シロウリ, スイカのモザイク病株から分離されるバイラスとの関係
- 日本におけるカボチャ・モザイク病に関する研究 : I. 病徴,寄生範囲及び伝染方法
- キュウリ・モザイク病バイラスに関する研究 : I.キュウリに於ける発生
- (7) ソバのモザイク病について (昭和27年度夏季關東部會)
- (170) クワ輪紋ウイルスの土壌線虫 (Longidorus martini) による伝搬 (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (16) クワ・モザイク株からの1ウイルスの土壌線虫(Longidorus martini)による伝搬 (秋季関東部会講演要旨)
- (6) スイセンから分離されたウイルス : (第5報) Tomato black ring virusについて (夏季関東部会講演要旨)
- (169) Tomato ringspot virusのXiphinema americanumによる伝搬の様態 (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- スイセンから分離されたウイルス : 第2報 Tomato ringspot virus とその Xiphinema americanum による伝搬について
- (25) ユウガオのCGMMV病株から採取した種子の発芽段階におけるウイルスの動向 (秋季関東部会講演要旨)
- (17) スイセンから分離されたtomato ringspot virusとそのXiphinemaa mericanumによる伝搬について子 (秋季関東部会講演要旨)
- スイセンから分離されたウイルス : 第1報 スイセン・モザイク・ウイルス
- ニンジンから分離されるウイルス : 1. セルリー・モザイク・ウイルスとキュウリ・モザイク・ウイルス
- (10) スイカの肉質劣変果 (コンニャク症状果) から分離されるウイルス (秋季関東部会講演要旨)
- (8) スイセンから分離されたウイルス : 第4報 broad bean wilt virus について (秋季関東部会講演要旨)
- 圃場トマトのタバコ・モザイク・ウイルスによる根部感染
- (118) キュウリ緑斑モザイクウイルスのC系, W系の存在およびそれらと TMV との血清的類縁関係 (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (115) トマトのえそ条斑株から分離される TMV-TN 系について (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (13) ミツバのてんぐ巣病について 昭和43年度地域部会講演要旨(夏季関東部会)
- (3) スイセンから分離されたウイルス : 第3報 Tobacco rattle virus について 昭和43年度地域部会講演要旨(夏季関東部会)
- (158) スイセンから分離されたウイルス : 第2報 Tomato black ring virusについて (ウイルス病(昭和43年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- 製品たばこに含まれるタバコ・モザイク・ウイルスの系統の検討, とくにトマトのモザイク病の伝染源に関連して
- クロタラリアから分離されたインゲン・黄斑モザイク・ウイルスとタバコ・輪点・ウイルス
- (13) スイセンから分離されたウイルス 第1報 : スイセン・モザイク・ウイルスおよびキュウリ・モザイク・ウイルスについて (秋季関東部会)
- (18) ニンジンに発生のみられた3種ウィルス-ニンジン・黄化病・ウイルス, セルリー・モザイク・ウイルス, キュウリ・モザイク・ウイルスについて (昭和42年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- (124) トマト種子のタバコ・モザイク・ウイルスによる汚染 (ウイルス病(昭和42年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (22) キュウリのえそ斑点症状株および奇形果から分離されるウイルスについて (昭和41年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- (6) アマリリスのモザイク病の病原ウイルス (昭和41年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- (5) ビニール栽培トマトのTMVによる根部感染状況 (昭和41年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- トマトのモザイク,えそ症状株から分離されるウィルス,とくにtobacco mosaic virusのトマト系について
- そ菜, 花きウイルスの種類に関する研究
- ウイルス罹病植物にみられる各種病微
- (82) トマトのモザイク症状株から分離されるウイルスの種類 : とくに TMV のトマト系について (ウイルス病(昭和40年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (81) タバコ・リングスポット・ウイルスのわが国における存在 (ウイルス病(昭和40年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- ウキクサに対する数種ウイルスの寄生性
- (22) ウキクサに対する数種ウイルスの寄生性の検討 (昭和39年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- 3-1. 判別寄主による判別 (3.植物ウイルスの判別)
- ジャガイモのキャリコ病の発生
- キキョウのモザイク病
- (108) インゲン・黄斑モザイク・ウイルスのフリージァ分離系について (ウイルス病(昭和39年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- ウキクサにおけるTMVの増殖
- (1) ウキクサにおけるTMVの増殖 (昭和38年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- Kennedy, j.S., Day, M.F. and Eastof, V. F. (1962) : A conspectus of aphids as vectors of plant viruses. 114pp., London, Commonwealth Inst. of Entomology.
- キュウリ・モザイク病ウイルスに関する研究 : IV. 植物およびウイルスの系統による病徴の型
- (105) ジャガイモのキャリコ病 (アルファルファ・モザイク・ウイルス)の発生 (ウイルス病(昭和38年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- わが国におけるトマト条斑病の病原ウイルス
- (115) ビートのモザイク病 : とくにビート・モザイク・ウイルスの輪点系について (ウイルス病(昭和37年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- わが国におけるレタス・モザイク病・ウイルスの存在
- (117) キュウリ・モザイク・ウイルスの媒介アブラムシの種類 (ウイルス病(昭和36年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (11) トマトにえそ斑をつくる tobacco mosaic virus のえそ系統 (昭和34年度冬期関東部会)
- (19) カボチャ・モザイク・ウイルスのキュウリにおける発生およびその寄主植物について (昭和34年度夏季関東部会)
- (22) ダイコンから分離され, マメ類に全身感染をおこすキュウリ・モザイク・ウイルスの系統について (昭和33年度冬季関東部会)
- (4) キンセンカの2種モザイク病について : キンセンカ・黄点モザイク・ウイルスとキュウリ・モザイク・ウイルスによる (昭和33年度夏季関東部会)
- (3) パンジーから分離され, タバコにringspot型と全身えそ型を示すキュウリ・モザイク・ウイルスの2系統 (昭和33年度夏季関東部会)
- キュウリ・モザイク病バイラスに関する研究 : III. 寄主範囲
- (7) トマトの生育度とモザイク病感受性との関係 (昭和32年度冬季関東部会)
- (10) ヒナゲシから分離されたTobacco ringspot型のvirus (昭和32年度夏季関東部会)
- (4) トウガラシにモザイクを生ずるキウリ・モザイク・ウイルスについて (昭和31年度冬季関東部会)
- (1) キュウリ・モザイク・バイラスに對するダイコン罹病性の品種間差異 (昭和30年度秋季関東部会)
- (20) チシヤ・モザイク病について (昭和30年度夏季関東部会)
- タマネギのバイラス病について
- キュウリ・モザイク病バイラスに関する研究 : II. 東京附近における各種植物のモザイク症状株からの分離
- ホウレンソウに於けるキユウリ・モザイク・バイラス抵抗性品種の育成, (1)Fulton,J.P.: Phytopath., 40: 729 〜 736.(1950).(2) Pound,G.S. & Cheo, Pen-Ching.: Phytopath., 42: 301〜306.(1952).(3)Doolittle,S.P. & Zaumeyer,W.J.: Phytopath., 43: 333〜 337.(1953).
- (10) ナタネ科mosaic症状株からのキュウリ・モザイク・バイラスの分離 (昭和29年度夏季関東部会)
- キユウリ・モザイク・バイラスの形態