四国地方の土壌から分離したPythium菌の23菌株の病原性
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概要
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四国地方の土壌から分離したPythium菌のキュウリ, コマツナとクロマツへの病原性を二つの方法を用いて試験した。まず13菌株を用いたポットによるキュウリへの接種試験ではP. aphanidermatumの3菌株, 次いでP. spinosumの2菌株の病原性が強かったが, 他の8菌株は, まったく病原性がないか非常に弱かった。寒天培養覆土接種法では23菌株を供試し, コマツナに対してはP. ultimumの1菌株, P. aphanidermatumの3菌株を含む7菌株の病原性が強く, 20%以上の被害率であったが, 他の菌株の病原性は弱いかまったく認められなかった。またクロマツへのP. aphanidermatumとP. spinosumなどの病原性は認められたが, その被害率は25%以下であった。
- 1988-12-25
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