大容量データベース処理に適したソータ構成法

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非数値処理分野で多用されるソーティングを,専用ハードウェアを用いて高速化するソーダの研究が活発に行われている.特に,関係データベース処理の分野では,小形・高性能なハードウェアソーダが実用に供せられてきている.本論文では,大容量データベース処理への適用を狙いとして,レコード数に依存しないハードウェア構成が採れる逐次多段マルチウェイ守一ジソート法を提案するk個のレコードを並列に比較するソートアレィと,マージするk本のレコード列の選択にデータ駆動型制御を適用することによって,十分に大きなウェイ数kのマージ処理を簡単な制御回路で高速に実現する.マージウェイ数を大きくしたこと,ソーダへのレコード転送に重畳してマージ処理を行える構成とすることにより,ソート処理時間を短縮するまた,レコードを比較するソートアレイとレコードを格納するワークメモリを独立に実装できることから,ソート処理速度とソートできる最大レコード数の2つの独立した要求条件を同時に満足する構成が柔軟にとれる.シングルボードソータの試作とデータベースプロセッサRINDAへの適用により,その動作および大容量データベース処理への高い適用性を確認したので,その構成と性能について報告する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-11-15

大容量データベース処理に適したソータ構成法

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