漢字画像データにおける横線と縦線の字画の抽出に基づく漢字フォントの自動生成
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概要
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漢字フォントを製作するには,レタリングされた漢字を画像データとして計算機に入力し,出力結果に対する人の判断を入れながら,対話的に処理を行うのが非常に有効で確実な方法と考えられる.しかし,漢字のいろいろな種類や大きさに対応しようとすると,漢字の数が多いために,対話的処理の際の人の労力の負担が大きい.この論文では,ファイルとして蓄積された漢字画像から,任意サイズの漢字フォントを計算機により自動生成する一つの方法を示す.明朝体の漢字画像における横線および縦線の字画を抽出し,それらの始点と終点の位置および他の字画との接続状態を示すコードを保存する.その他の主に曲線を輪郭線として持つ字画については,チェイン符号を利用してそれらの輪郭線を保存する.漢字フォントのドットパターンは,これら二種類のデータより発生したドットの組み合わせとして発生するこの方法により任意サイズの十分満足できる漢字フォントが自動生成されることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-12-15
著者
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