ポリゴン表示におけるエッジフィルタリング法
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概要
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コンピュータで生成した画像を,ラスタースキャンディスプレイで表示する際に生じるエイリアス(折り返し歪み)の悪影響を除去する方法について述べる.本稿で提案するエイリアス除去法は,プリフィルタリング法と呼ばれるものに属する.ここでは,表示対象を凸ポリゴンに限定して考え,表示時にポリゴンエッジ部のみをサブ戸索恒索をさらに分割したもの.)で表し,エッジが覆うサブ画素の数を数えることによって,画素に対するポリゴンの寄与率を求め,エッジフィルタリングを行う.サブ画素の数を数えるために,減算を主とした方法を採用した結果,4つの基本操作の組合せにより,凸ポリゴンであればどのような形状でも正確に寄与率を求められるようになった.本方法には,サブスキャンラインに沿って寄与率を直接求めていくことができる,スキャンライン方向のサブ画素の精度を上げても計算時間に影響がない,フィルタ形状が自由に選べる,ハードウェアヘの置き換えが可能な比較的単純な方法である,などの特長がある。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-11-15
著者
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柴本 猛
日本ビクター株式会社技術開発本部
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柴本 猛
日本ビクター(株)研究開発本部総合技術研究所
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荒岡 雅弘
日本ビクター(株) 総合技術研究所
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荒岡 雅弘
日本ビクター(株)研究開発本部総合技術研究所
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荒岡 雅弘
日本ビクター
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柴本 猛
日本ビクター
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