拡散方程式に対する最適な差分スキーム
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概要
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本論文は拡散方程式に対する最適化された差分スキームに関するものである. 典型的ないくつかの無条件安定なスキームはインパルス応答問題のように高次のモードを励起すると振動する性質をもっている. この振動は厳密解には存在しない負の固有値に起因している. 六つの典型的なスキームを取り上げ, 固有値の分布を計算した. この固有値の分布が厳密解に最も似ていることが最良といえる. 多くのスキームが固有値の平均二乗誤差が極小になる点をもつことを明らかにし, 固有値の平均二乗誤差の最小化の考えの下に, 汎用差分スキームのインプリシットファクタを最適化することにより, 新しいスキームを得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-07-15
著者
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