リアルタイムシステムにおけるプロトタイピングの一手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年, ソフトウェアの仕様化技術としてプロトタイピング手法が注目されており, 多くの手法が提案されているが, とくにリアルタイムシステムの場合においては十分な研究が行われていないのが現状である. 本論文ではリアルタイムシステムにおけるプロトタイピングの一手法を提案している. リアルタイムシステムの場合のプロトタイプとしては, 機能, 性能の両面について必要である. 本手法では, 要求レベル, データ/機能レベル, 大局的プログラミングレベルのおのおののレベルにおけるプロトタイピングを行っている. 本手法においては, 機能面でのプロトタイプは各レベルに対してすべてProlog文として統一され, その結果レベル間のつき合わせも容易化されている. 各レベルでの記述に対する文法は, Prolog文のruleとして, 実現され, 各レベルで記述された情報はデータベースに格納されており, これらから対応するProlog文のfactとして自動生成される. 一方, 性能面でのプロトタイプは, 性能予測シミュレータヘの入力モデルであるが, これはデータ/機能レベル, 大局的プログラミングレベルから自動生成される. 簡単な例によって適用方法も示してある.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-09-15
著者
関連論文
- 8. オブジェクト指向分析・設計の実際と評価 ( オブジェクト指向分析・設計)
- 電力系統監視制御システムへのオブジェクト指向分析適用の試行
- PCTE : ソフトウェアツールを移植可能にし, 共通に利用するための環境
- 同期型待ち行列ネットワークのボトルネックに対する定性的なパラメータチューニング法
- 定性推論と定量推論を導入した待ち行列ネットワークのボトルネック診断と改善法
- 知識工学的手法による待ち行列ネットワークのボトルネック診断
- ドメイン分析に基づく仕様再利用手法
- TA-2-2 高水準ペトリネットによるソフトウェア設計法(TA-2. 高水準ペトリネットのシステムとソフトウェア開発への応用,チュートリアル講演)
- 代数的仕様と時制論理によるリアルタイムSAとオブジェクト指向設計の融合手法
- 仕様記述過程モデル化のための実験と分析
- 時相論理とその応用 (<特集>非標準論理とその応用)
- ソフトウェア科学会第4回大会
- シミュレーション手法に基づいた並行処理ソフトウェアのプロトタイピング手法
- 知識工学手法による待ち行列ネットワークのボトルネック診断
- C-Prologコンパイラの開発(2) : 内部構造について
- C-Prologコンパイラの開発(1) : 設計思想について
- 産業界におけるソフトウェア・エンジニアリングの動向(ソフトウェアの品質保証について)
- オブジェクト指向は本当に役立っているのか : ソフトウェア工学の立場およびソフトウェア科学の立場から
- オブジェクト指向は本当に役立っているのか : ソフトウェア工学の立場およびソフトウェア科学の立場から
- 情報処理専門教育カリキュラムとアクレディテーション
- パネル討論会 : 要求技術の目指すべき方向
- 時制論理とペトリネット(AIの推論とOR)
- Bee-gent:移動型仲介エージェントによる既存システムの柔軟な活用を目的としたマルチエージェントフレームワーク
- マルチエージェントフレームワークBee-gentを用いた分散システムにおけるデザインパラダイムの分類と評価
- 既存システムの柔軟な結合を可能にするエージェントフレームワークBe-gentの提案
- モバイルエージェントを用いた分散制約充足問題へのアプローチ : 分散協調型電力系統設備作業停止計画支援システムの開発
- 代数的仕様を用いたソフトウェア開発支援環境 : Metis-AS
- Metis-AS における代数的仕様の検証手続き
- 等式論理の帰納的定理を証明する手続き
- 制御用マルチコンピュ-タの一方式における応答性改善について
- 代数的仕様のΔ拡張
- ソフトウェア工学教育の確立へ向けて(情報技術と教育)
- ソフトウェアエンジニアリング教育プログラム開設への誘い
- 情報システム構築のためのフレームワーク
- ソフトウェアエンジニアリングとソフトウェア工学(インタラクティブ・エッセイ)
- IT時代に対応する大学のソフトウェアエンジニアリング教育(インタラクティブ・エッセイ)
- オブジェクト指向型操作的仕様に関する一考察
- ソフトウェアに対する要求の形成 (<特集>ソフトウェア工学の現状と動向)
- データ構造指向の要求分析技法 (データ構造)
- リアルタイムシステムにおけるプロトタイピングの一手法
- 産業プロセスにおけるコンピュータの応用
- プロセス制御システムへのデータベース技術の応用 (データベース技術)
- ソフトウェアを高信頼化するための設計・製造技法 (高信頼化技術)
- 小特集「パターン認識技術の応用」の編集にあたって
- 実時間システムにおける要求と仕様化について(ソフトウェアツール 1 : 段計・記述)
- ソフトウェア工学に対するある期待
- プロセスコントロールに対するミニコンの適用について
- 複合ビューポイントに基づく仕様化プロセスの分析
- 代数的仕様記述と図式仕様記述の相補的役割について : 複眼的システムモデル
- 診断型エキスパート・システム (エキスパート・システム)
- 1. オブジェクト指向分析・設計 ( オブジェクト指向分析・設計)
- 3. 応用分野の最前線 3.4 制御分野における自動プログラミング (自動プログラミング)
- 代数仕様技術によるオブジェクト指向分析設計の検証支援
- 特集「ネット指向パラダイムを求めて」の編集にあたって
- 推論型システム記述言語 MENDEL
- 制約処理パターンを用いたオブジェクト思考ソフトウェア開発