印刷配線板の自動配置プログラム
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概要
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LSIの発達, 普及に伴い, 印刷配線板上に実装される部品は多様化し, 高密度化が進んできた. これに伴ってレイアウト設計の自動化が進んでいる. 印刷配線板上の部品配置を求める問題については, すでに多くの手法が存在しているが, それらは自動設計を行う手段としては, 以下の2点で不適当である. その第一は, 大きさの異なるモジュールを能率よく扱えないという点であり, 第二は最適化に用いる評価関数の問題である. 本論文ではこれら2点に加え, 最適化の過程において評価関数を用いる前提として, 仮想配線径路を求める問題を取り上げ, それぞれ解決策の提案を行う. 本論文で提案する配置プログラムLOP (LOcation Processor)では, 経験的に仮想配線径路を求め, これに対して総配線長の短縮化, 密度分布の均一化を同時に満足させる評価関数を設定する. この評価関数は, 基板上各部分の配線密度にスレショルドを設定することによって求めるが, その設定法については, 実際の回路例に対する実験から求める, という方針をとった. 実験によって, 提案した手法, および評価関数が有効であることが確認され, スレショルドの設定法についても, 基板上の仮想された配線密度から導き出す可能性が示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1983-09-15
著者
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