問題分析法PAMによるプログラムの設計と審査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本文では, まず, モジュールを構成する新しい概念としてスレッド(thread)を導入する. スレッドは, いわば, モジュールを織りなす糸である. 次に, モジュールの機能仕様をスレッドに分割(partition)し, そのスレッドを統合(merge)して所望のPAD(problem analysis diagram)を設計するための手順PAM(partition and merge)を提案する. PAMでは, 分割と統合の手掛りとして, 入出力データ構造を利用する. すなわち, PAMはいわゆるトップダウン作成法をより具体化し, かついわゆるデータ分析法の利点をも取り入れたプログラム設計法である. PAMの特長は下記のとおりである. (1)プログラムの設計審査をほぼ完全に行える. (2)プログラマの質を向上させる. (3)あらゆる種類のプログラム開発に適用できる. 本文では, プログラム設計法の概説, PAMの説明, PAMの効果と問題点等について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1982-07-15
著者
関連論文
- 新しいプログラミング・パラダイムによる共通問題の設計
- 論理型並列プログラミング言語Concurrent Prologによる在庫管理システムの記述 (新しいプログラミング・パラダイムによる共通問題の設計)
- 仮想記憶方式の下での大形行列計算技法 (記憶階層)
- PAD (Problem Analysis Diagram)によるプログラムの設計および作成
- 一般部分計算法 (プログラム合成/変換)
- 計算過程の部分評価 : コンパイラ・コンパイラの一方法
- Structure and Interpretation of Computer Programs, H.Abelson and G.Sussman with J.Sussman, The MIT Press, 1985.
- プログラム設計法 PAD/PAM (プログラム設計技法)
- 構造化プログラム図式
- 問題分析法PAMによるプログラムの設計と審査
- Variable Length Storage Allocator と その Garbage Collector