データベース概念スキーマの設計における情報構造およびトランザクション定義の一手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ER(Entity-Relationship)モデルを用いたデータベースの概念スキーマ設計の方法論について論じた. ERモデルのアプローチによれば, 概念スキーマはその初期設計において直観的な手続きで作成される. 関係モデルにおける正規化および汎化の概念をERモデルに適用することによって, また実現値化および類型化の概念を新たに導入することによって, 初期スキーマを意味論的に自然かつ明快な概念スキーマに改良することができる. 次に, データベースに対する処理要求をトランザクション記述として形式化する. この記述によって更新波及が明示的に表現され, トランザクションの特性の把握を容易にすることができる. またトランザクション記述から, トランザクションがもたらすデータベースに対するアクセス操作の局所性を, アクセス荷重として定量化することができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1981-09-15
著者
関連論文
- データベース・システム
- データベース技術応用の過去・現在・未来 (データベース技術)
- データベース概念スキーマの設計における情報構造およびトランザクション定義の一手法
- データ・ディクショナリ/ディレクトリの動向