プログラム言語CLUの実用的処理系とその使用経験
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概要
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抽象化機能を言語の基本的機能として持つプログラム言語CLUの処理系を, 比較的小規模な(バッチ処理向き)計算機システムに, 実用性を念頭において作成し, 使用してみたので報告する. 使用計算機は一応FACOM230-45SであるがHITACMシリーズヘの移植もほぼ完了している. 処理系作成にあたっては効率について特に注意した. 本論文では, 処理系作成上問題となる動的対象物, 例外処理, 繰り返し子, パラメタつきモジュール, 分割コンパイル等の諸機能を中心に, 上記の条件のもとで採用した処理系作成技法について論ずる. 処理系はおもにPascalで記述し, 機械依存部分はマクロアセンブラによって作成した. 本処理系はすでに実用品としてプログラム作成に用いられている. その利用経験をもとにCLU言語の長所, 短所についても検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1981-07-15