階層的ファイル自動管理システムの設計
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概要
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磁気ディスク, 大容量記憶装置(MSS), 磁気テープの3種の記憶媒体を用いた,簡素で効率的なファイル管理システムとその設計に必要な一連の手法を提案する. 本論文で筆者らは, ユーザ・ファイルについて, (1)ファイル連続参照特性, ファイル分布が人間の記憶モデルにおける記憶保存関数で非常に良く近似できることを示し, 記憶保存分布密度関数を新しく定義した. これを(3)で利用した. (2)磁気ディスク, MSS, 磁気テープの損益分岐ラインの一計算方式を示した. (3)ファイル需要を損益分岐ラインによって各記憶媒体に振分けるなど, ファイル管理システムにおける最適装置構成を決定する一手法を示した. (4)ファイル管理の階層化, 在庫管理を応用した空き領域管理方式, 損益分岐ラインを使ったファイル移動制御などを採用した, 簡素で実用的, 効率的なファイル自動管理の一方式を提案した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1980-11-15
著者
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