高速のアドレス割当て機能を持つマイクロプログラミング・システム
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概要
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一般に, マイクロプログラムの開発では, ハードウェアの特徴や制約条件に強く拘束される部分が多い. ファームウェア利用の一般化に伴ない, これを自動的に処理し, 利用者の負担を軽減するためのシステムの研究が広く進められている. 本論文は, ハードウェア制約条件のうちマイクロ命令の番地割当てに関する問題に焦点を置き, 高速の番地割当て機能を持つシステムを実現し, その方式の検討を行ったものである. 本システムでは, 比較的単純な番地割当てアルゴリズムを使用しながら, 十分な前処理を施すことにより, 実用上十分な処理速度と出力コード密度で, 機能分岐を含む自動番地割当てを実現した. 本処理の高速動作を可能にするため, 前処理では, 番地割当てに関する拘束条件を単純なデータ構造により表現するとともに, その構造内部の順序を一定の評価値により整列する. なお, このシステム自身は, 特定の機械のみを対象としているが, 本論文では, 我々のアルゴリズムを他の機械へ適用する場合に必要な拡張についても検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1980-03-15
著者
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