プログラムおよびデータの特性指標とその仮想記憶システムの特性への影響
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概要
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計算磯システムの特性を把握することはシステム設計者にとって極めて重要なことであることは言うまでもない. 特に計算機利用技術が多様化しつつある現在, 利用形態がシステム性能に及ぼす影響を正しく予測し, それに対応することが必要である. このために, 計算機システムのモデル化とそれによる評価・解析に関する研究は, これまでも数多く行われてきた. しかしこの多くはシステム動作の時間的推移を, 時間軸上で現在時点を中心に局所的に見た状況によって表現するため, システムの全体的な特性を把握するには必ずしも十分なモデルとなっていない. 本論文ではプログラムの動作をページ遷移系列の確率過程とし記述することにより, 全体的なプログラム動特性を表わすモデルが得られること, これをシステム全体の動作を表わす待合せモデルと組合わせることにより, 応用プログラムの性質によるシステムの性能変化を調べることができること, さらにプログラムにおけるデータの増大により, システム性能が低下する可能性があり, 今後のシステム設計に際してはシステムアーキテクチャの再検討が必要となることなどを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-05-15
著者
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