否定的情報により拡張された型付き素性構造
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概要
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本論文では否定的情報を含むように拡張された型付き素性構造を提案する. 型付き素性構造は制約に基づく言語理論で使用される素性構造の拡張された概念である. 型付き素性構造は型記号と素性の集合から構成されるから, その中に含まれる情報の基本要素は, (1)ある型記号を持つこと, (2)ある素性を持つこと, (3)2つの素性アドレス値が一致することの3種類に分類される. これらそれぞれに対応する否定的情報は, (1')ある型記号と矛盾する型記号を持つこと, (2')ある素性を持たないこと, (3') 2つの素性アドレス値が一致しないことである. そこで, このような種類の情報を含むように型付き素性構造を拡張する. 型付き素性構造はψ-型で形式化できるので, ψ-型を拡張し, 拡張型付き素性構造の形式化とする. このような拡張型付き素性構造の単一化と汎化を計算する増進的グラフ複製アプローチに基づく手法を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-10-15
著者
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