複数リンクを用いた高効率データ転送方式の提案
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概要
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2つの装置間で複数のリンクを用いてデータ転送を行う方式には,複数のリンクに順次データ単位を割り当てるマルチリンク方式と1つのデータ単位を分割し,これをおのおののリンクに割り当て,受信側でこれを組み立てるパラレルリンク方式がある.このうち,パラレルリンク方式では,データ転送の並列性と逐次的なソフトウェア処理のトレードオフにより転送時間を最小にするデータ単位の分割数,すなわち,リンク上の転送データ長が決まる.これに対して,従来のパラレルリンク方式では,1つのデータ単位を単純にリンク数に分割し,これをおのおののリンクに割り決てる方式であり,データ転送時間を最小化するための考慮がなされていない.本論文では,パラレルリンク方式において,データ転送時間の最小化を考慮したデータ転送方式を提案する.提案方式では,使用できるリンク数を有限とし,1つのリンク上の転送データ長の上限を考慮する.また,各リンクのデータ転送速度は,すべて同一の場合と速度が異なる場合の両方についてデータ転送方式を提案する.提案方式を典型的なデータ転送システムのモデル上で定量的に評価した結果,提案方式の有効性が確認できた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-06-15
著者
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宮崎 聡
株式会社日立製作所システム開発研究所
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平田 俊明
(株)日立製作所システム開発研究所
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宮崎 聡
(株)日立製作所システム開発研究所
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平田 俊明
日立製作所 システム開発研究所
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近藤 毅
(株)日立製作所システム開発研究所
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