データパス合成のためのリソース割り付け法
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概要
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複雑化,高機能化するVLSIの設計を支援するために抽象度の高い仕様からVLSIを合成するハイレベル・シンセシス技術の研究が盛んになってきた.ハイレベル・シンセシス技術の中心的課題の一つとして,データパス合成問題がある.データパス合成は,通常,入力仕様内の各演算をどの時刻で行うかを決定するスケジューリング問題と,限られたハードウェア資源に入力仕様内の演算/変数を割り付ける問題からなる.後者は,その対象によって,さらに機能ユニット/レジスタ/転送路割り付け問題に分けることができる.本論文では,それぞれの割り付け問題に共通に適応できるアルゴリズムを提案するとともに,個々の問題にそのアルゴリズムを適用する具体的な方法を例題を用いて説明する.また,いくつかの実験結果を示し,提案手法が過去に提案されているクリーク分割法を用いた方法よりも優れていることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-07-15