物理における多重精度計算の一応用例 : カノニカル集団としての原子核
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概要
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原子核の基底および低い励起状態は穀模型で記述されてきた.それに対して,高い励起状態を記述するために導入された,原子核を温度と粒子数で表すカノニカル集団として取り扱う熱力学的模型でも基底および低い励起状態の記述が可能であることを紹介し,この模型の温度ゼロの極限を計算をするときには多重精度数値計算が必須であることを示す.そして,温度ゼロの極限でこの模型が従来の殻模型の基底状態を良く表していることを計算結果で示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-15