命令レベル並列アーキテクチャのためのレジスタ割付け技法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
スーパスカラ,VLIWといった,命令レベルでの並列実行が可能なアーキテクチャを持つプロセッサでは,レジスタ割付けにおいて,従来は考える必要のなかった新たな問題が発生する.第一に,異なる変数に対して同一のレジスタを割り当てた場合,その命令間に新たに逆依存の関係が発生するが,これによりプログラムの並列性を損なう可能性がある.そこで,発生する逆依存がプログラムのクリティカルパスを不必要に伸ばさないよう留意することが必要である.第二に,プロセッサの並列性を利用すると,スピルコードの挿入が必要となった場合,それらを他の命令と並列に実行することが可能である.そこで,そのような最適な挿入位置を考慮する必要がある.いずれの場合も,プロセッサが命令レベルでの並列性を持たない場合には問題にならないため,従来のレジスタ割付け手法では考慮されていない.そのため,従来のレジスタ割付け手法をそのまま命令レベル並列プロセッサに利用した場合,プログラムの持つ並列性を損ないプロセッサの性能を十分に活用できなくなってしまう.本稿では,プログラムを命令間の依存関係を表すグラフ構造で表現することで,上記の問題を解決するレジスタ割付け手法を提案し,その性能を従来手法と比較する.
- 1995-12-15
論文 | ランダム
- 5314 地域小規模公共施設建設における市民参加に関する研究 : 諸室規模一覧作成時を中心に(参加・コラボレーション、その他,建築計画I)
- 韓国における舞台芸術施設の分類と整備状況に関する研究 (舞台芸術経営の国際比較)
- 第3回先進成形, 金型製造技術に関する国際会議に参加して
- 愛知県芸術劇場大ホールの劇場スタッフの構成 : 劇場スタッフのあり方に関する研究 その1(2002年度大会 (北陸) 学術講演梗概集)
- 1.4.3.タクリマカン沙漠周辺の砂漠化の変動(新規)(1.4.データベース開発運用部)([1]研究活動)