分散協調による多体軌跡推定
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概要
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限られたセンサ情報からの移動物体の軌跡推定は,分散人工知能および分散センサ網における代表的な問題の1つであり,これまでにも様々な研究がなされてきている.特にターゲットが複数の場合,すなわち多体軌跡推定では,センサ情報とターゲットとの対応付け,そしてその対応付けに基づくターゲットの軌跡推定を行わなければならない、これは一般にはNP困難であって,段階的最適化による近似解法が用いられるが,探索空間内の局所解が多数存在して,最適解を得ることが難しい.そこで本論文では多体軌跡推定に,複数プロセッサを用いて複数の可能性を並行に探索していく分散協調型の多点探索を新たに適用する.そして,すでに提案されて一定の成果を収めている焼き鈍し法による解法に比較して,同等の解の品質をより効率的に達成しうることをシミュレーション実験によって示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-02-15
著者
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