要求駆動型XML計算環境Nanafusiの実装と評価(オペレーティングシステム)
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概要
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多くのデータがXML形式でネットワーク上に公開され,それにともない,ストリーム入力されるXMLデータを処理する機会が増加している.ネットワークから受信したデータを効率的に処理し,素早く返答を返すためには,パイプライン的な処理や各種遅延隠蔽が重要である.本論文は,遠隔データの処理効率化のためのXML計算環境Nanafusiを提案する.システムは,データバインディングツールと木構造演算ライブラリから構成され,プログラマはXMLを木構造データとして簡単にアクセスすることができる.一方で,システム内部では,データ処理プログラムからのアクセス要求に応じて,各種計算の遅延評価や部分木の遅延構築を行うことで,パイプライン的なデータ処理や各種遅延の隠蔽を目指した.作成したシステムの評価は,複数のベンチマークを通して行われ,従来手法に比べて,反応速度向上やメモリ使用量削減に加え,全実行時間も最大9%の短縮を示すことができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-10-15
著者
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新村 健治
神戸大学大学院自然科学研究科情報知能工学専攻:(現)株式会社リコー
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鎌田 十三郎
神戸大学工学部情報知能工学科
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山中 真和
神戸大学大学院自然科学研究科情報知能工学専攻
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鎌田 十三郎
プログラミング研究会論文誌編集委員会
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山中 真和
神戸大学大学院自然科学研究科情報知能工学専攻:(現)日本電信電話株式会社
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