広域ソフトウェア分散共有メモリ機構を支援する最適化手法(クラスタソフトウェア)
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概要
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近年,SuperSINETをはじめとする超高速ネットワークが急速に普及しつつあり,超高速WANで接続された計算機を並列計算機資源として使用する広域計算が次世代計算プラットフォームとして注目を集めつつある.広域計算のモデルとして,プログラミングの容易性から,共有メモリモデルを選択した場合に,超高速WAN上で共有メモリ型並列プログラムを高速に実行できるかどうかが鍵となる.本稿では,超高速WAN上のソフトウェア分散共有メモリ機構(広域ソフトウェア分散共有メモリ機構)を効率良く実現する最適化方式を提案する.最適化コンパイラによる静的解析と効率的なランタイムライブラリを組み合わせることで,遠隔メモリアクセスのレイテンシを削減し,スケーラブルな共有メモリを提供する.コンパイラとランタイムライブラリのプロトタイプを作成し,Cometdelay/dropを用いた擬似広域環境上の実験により,提案した方式の有効性を検証する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-10-15
著者
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