計算機用語認知度による情報関連理解度の測定と情報教育効果評価への応用(教育)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
情報教育の重要性が高まっている中で,効果的な教育を行うためには学生集団の理解度を適宜測定し教育効果をタイムリーに評価することが重要である.教育効果を評価する方法はいろいろ知られているが,教師と学生の負担が小さい簡便さの観点から見ると,必ずしも満足できるものは多くない.筆者らは教育効果を評価する簡便な方法として,アンケート形式で用語の認知度と認知率を測定し,平均認知度の推移分析や相互比較により対象学生集団の教育効果を評価する方法を提案した.本論文では,まず理解度を測定する指標としての用語認知度と,データの信頼性を検査する数値としての用語認知率を定義し,アンケート形式で学生集団に提示する一群の用語の設定方法を示した.次に,データの信頼性を検査する1つの方法を提案し,実データをもとに本論文に示す方法の実用の可能性を検証した.あわせて正しい用語説明文を選択する用語テスト結果とアンケートで求めた用語認知率の結果を比較し,本方式の裏付けを示した.最後に本方式を応用し,情報基礎教育の過程でノートPCを所持させることの効果の分析例を示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-04-15
著者
-
小嶋 弘行
広島工業大学
-
中村 靖
広島工業大学情報学部情報工学科
-
喜久川 政吉
広島工業大学環境学部環境情報学科
-
中村 靖
広島工大 環境
-
中村 靖
広島工業大学大学院環境学研究科地域環境科学専攻
-
喜久川 政吉
広島工大 環境
-
喜久川 政吉
広島工業大学
-
小嶋 弘行
広島工大
関連論文
- ヒューマンインタフェースシンポジウム2009報告
- 業務知識の共有に向けた紙, 電子文書のシームレス管理方式
- ヒューマンインタフェースシンポジウム2004報告
- 知識創造のためのHCI
- D-12-134 ステレオ画像によるオブジェクトテンプレートの作成方法(D-12. パターン認識・メディア理解, 情報・システム2)
- 計算機用語認知度による情報関連理解度の測定と情報教育効果評価への応用(教育)
- 環境情報学科におけるノート型パソコンの活用と教育効果の評価
- D-15-31 計算機用語認知度による情報教育効果の評価法
- エキスパートオンデマンドコール型窓口相談システム
- 3X-4 協調的創造活動支援のためのWebサービス構築方式(Web応用,学生セッション,インタフェース)
- 3V-7 単眼車載カメラ画像における前方車両検出(ITS,学生セッション,ネットワーク)
- 単眼車載カメラ画像を利用した自動車運転支援
- ナンバープレートの大きさに着目した単眼車載カメラによる自動車車間距離測定
- 単眼車載カメラによる自動車車間距離測定 (第12回知能メカトロニクスワークショップ講演論文集)
- RFIDタグを利用した紙と電子文書の統合知識共有管理
- 仮想サーバを利用した協調学習支援方式
- 物理学と情報(物理と情報)
- 共有メモリを利用した高速応答型の負荷分散システム
- マルチメディア教育システムとコンテンツの確保 理工系大学の立場・大学センター
- UNIX認証によるWWWサーバへのアクセス制限
- 大学教育支援のためのマルチメディア教育システム
- 文字・図形情報入力速度の面から見たタブレットPCにおけるペンインタフェースの評価
- 仮想サーバを利用した協調学習のための知識過程支援
- RFIDタグとデジタルペンを用いた情報交換支援方式
- 単眼車載カメラ画像を利用した自動車運転支援
- 高機能携帯端末を用いた紙と電子文書の属人性知識管理