Calcコンパイラの作成
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概要
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簡単な関数型言語Calcを設計し,そのコンパイラを作成したのでその模様を報告する.Calcは1階の関数型言語で数値計算蚤行うことを念頭に,代入可能な配列を扱うことができる.CalcのプログラムはCalcコンパイラ,によって字句解析,構文解析を経て,k-正規形と呼ばれる中間言語に変換される.最適化には変数名のつけかえ,不要変数除去,定数伝搬などの通常のものに加え,このコンパイラ特有の最適化として部分評価に匹敵する強力な関数展開を備えている.さらに,コード生成部においては,末尾呼び出し最適化や配列アクセスの埋め込みを行っている.コンパイラの構造は従来の最適化に比べて比較的簡明であるが,実際にこの上でキャビティーフローを計算する数値シミュレーションプログラムを動かしたところ,Cに近い性能で実行することができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-12-15
著者
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浜田 陽子
お茶の水女子大学生活科学部
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浜田 陽子
お茶の水女子大学
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浅井 健一
お茶の水女子大学
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渡辺 理沙
お茶の水女子大学
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坂下 徳子
お茶の水女子大学
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Asai K
Department Of Information Science Faculty Of Science Ochanomizu University
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浅井 健一
お茶の水女子大学理学部情報科学科
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