実数値染色体における遺伝子座間の独立性に関する進化アルゴリズムの挙動解析(≤特集≥進化的計算)
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概要
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実数値染色体を用いた進化アルゴリズムの挙動解析の手法として,Euclid空間における個体染色体の分布関数により集団の状態を表現し,一連の遺伝的操作による分布関数の変化を数学的に記述する手法がすでに提案されている.本稿ではこの解析的表現に基づいて,個体染色体集団において特定の遺伝子座間に独立性が存在する場合にこの独立性が世代交替を通じて保持されるための評価関数および遺伝的操作の十分条件のいくつかを明らかにする.さらにこの特殊な場合として,評価関数および個体分布関数がGaussianの場合での平均と分散の変化方程式を具体的に与え,この方程式に基づき平均と分散の収束値を計算する.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2002-11-15