地方からの東南アジア「研究」
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概要
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本論文は, 東・東南アジアが抱えている課題および進展の展望を明らかにし, それを踏まえて, 今後の九州の国際化のあり方を再検討しようという意図で実施中の調査の中間的な結果の概略である. 1970年代以降の東・東南アジアの経済的な進展を支えたのはアジアへの工業化の波及によるダイナミズムであると考えられる. その工業化は情報社会化という要素をもった工業化である. 東・東南アジアの現段階は, (1)人材問題の発生, (2)資本の国際移動の強化・拡大, (3)国際的水平的分業関係の強化, (4)公害対策社会への進展, (5)中間層の拡大または貧困層の減少による「消費爆発」の進展, さらにレジャー・ブームの発生, 等々の傾向を生み出している. しかし, なお階層間, 地域間の経済的社会的な大きな格差が存在していることも事実であり, 経済成長の減速によって政治的不安定化につながりかねない. 今後とも, わが国はアジアのダイナミズムの一層の維持・発展への支援を続けていくことに加えて, 東・東南アジアの長期的, 基本的な課題として残る(1)階層間, 地域間格差の縮小, (2)公害, 環境問題への適応, に応え得る支援が強く要請されるようになろう. このような東・東南アジアの課題およびわが国への要請という条件の下での, 今後の九州の国際化のあり方を検討しようとした.
- 1992-03-31
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